こんにちは、T-WORKの若林です。 今回は、C社様の実際の事例を通して、自動で好気性微生物を注入し油脂を分解する装置「バイオバックス」の効果をわかりやすくご紹介します。
飲食店・食品工場・介護施設など、グリストラップの管理に悩む方にとって、非常に参考になる内容です。
1. C社様の困りごと
C社様は日々の業務が非常に多忙で、グリストラップの清掃に割ける時間がほとんどありませんでした。 実際に行っていたのは、月に1回、バスケットのゴミを回収するだけという最低限の作業のみ。
その結果、次のような問題が発生していました。
●厨房から強烈な悪臭
●ショウジョウバエやチョウバエ、さらにはGなどの害虫が頻繁に発生
●客席にまで臭気が流れ、評判が悪化
●排水管が詰まり、逆流が発生
一時休業を余儀なくされ、清掃費用・近隣への謝罪・売上減少で精神的にも金銭的にも大きな負担
「グリストラップの管理ができない」ことが、店舗運営に深刻な影響を与えていたのです。

2. そもそもグリストラップとは?
グリストラップは、厨房排水に含まれる油脂や食材くずを比重差で分離・捕集し、下水管の詰まりや悪臭・害虫発生を防ぐ装置です。
●油脂→油は水より軽いため、水面に浮きます。これが「油脂」です。
●食材くず→大きな食材くずはバスケットで捕集されますが、細かいものは通り抜けてしまいます。
●汚泥→細かい食材くず、微細な油脂、死んだ細菌などが凝集すると「汚泥」になります。 汚泥は水より重いため、底に沈みます。
●スカム→油脂(浮く)と汚泥(沈む)が混ざり合って固まったものが「スカム」です。
スカムは悪臭・害虫・排水詰まりの“原因物質”であり、放置すると次のような問題を引き起こします。
1. スカムが腐敗し悪臭が発生
2. 腐敗物が害虫を誘引
3. 油脂の固着や汚泥の堆積による排水詰まり・逆流
4. 周辺環境への悪影響から行政指導のリスク

3. スカム除去の課題
本来、グリストラップの清掃は次の頻度が推奨されています。
バスケットのゴミ・油脂:毎日
底に溜まる汚泥:週1回
しかし現場では、
多忙で清掃時間が取れない
自分で清掃しても完全に取り切れない
清掃の負担が大きく継続できない
といった課題が多く、C社様もまさにこの状況でした。

4. バイオバックスとは?
そこで弊社がご提案したのが、好気性微生物を自動注入し、油脂・汚泥を分解する装置「バイオバックス」です。
好気性微生物が油脂を分解する仕組み 好気性微生物は酸素を使って、油脂・食材くず・汚泥などの有機物を分解し、最終的に水と二酸化炭素へと変換します。
この仕組みを「好気性生物処理」と呼びます。 微生物は油脂を脂肪酸へ、さらに細かい分子へと分解しながら、自身のエネルギーとして利用します。
つまり、スカムの“原因物質”そのものを減らすことができるのです。
●エアー供給の効果
バイオバックスは微生物の注入だけでなく、エアーを自動供給することで、
1. 沈降したスカムの再浮上
2. 微生物が分解するための酸素供給
を同時に行い、分解効率を最大化します。


5. C社様で得られた改善効果
バイオバックスを導入したことで、C社様では次のような改善が得られました。
①悪臭の防止
Before: スカムが腐敗し、厨房や客席に臭気が広がる
After: スカムの有機成分が分解され、腐敗源が減少し臭気が大幅に軽減
②害虫の対策
Before: 腐敗物がショウジョウバエ・チョウバエなどを誘引
After: 腐敗源が減ることで、害虫の発生を抑制
③排水つまり・逆流防止
Before: 油脂・汚泥が固着し排水管が閉塞
After: 固着が抑えられ、詰まりリスクが軽減
④産廃費用の削減
Before: スカムが重く産廃重量が増える
After: スカムの比重が軽くなり、処理費用が安くなった

6. バイオバックスのメリット
他社装置と比較した際の強みをまとめます。
●省スペース設計(280×360×230mm)
●テスト導入が無償(効果を実機で確認可能)
●レンタル方式で初期費用ゼロ
●電気代は1日45w(蛍光灯1本程度)で低コスト
●専門スタッフによる月1メンテナンス付き → 他社はフォローがないケースが多い

7. T-WORKの強み
T-WORKでは、現場の状況に合わせて最適な方法をご提案し、 悪臭・害虫・排水トラブルを未然に防ぐ専門的なグリストラップ清掃を行っています。
📞 お困りの方はぜひ一度お問い合わせください。
次回は、今回少し触れた「生物処理」についてさらに詳しくご説明します。

